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2006年2月18日 (土曜日)

めぐりあわせ

彼女と出会った時、初めてなのになぜか懐かしさを感じた。
あの時と同じだった。

私の祖母は30代で病死したため、会ったことがない。
「おばあちゃん」と呼んでいたのは後妻に来た祖母で
私とは血のつながりがなかった。
そのせいか、私はおばあちゃんに甘えたこともなければ、
かわいがってもらった記憶もない。
一緒にいても、いつも違和感があった。
全然なつかない孫、さぞかし可愛げがなかっただろう。

そのおばあちゃんへの気づかいからか、
うちには祖母の写真もなかった。
どんな顔で、どんな声で、どんな性格だったのだろう。
もしも生きていたら、私のことをかわいがってくれたのかな。

大人になってから、親戚の家で祖母の写真を見つけた時、
会ったこともないのに、とても懐かしいと感じた。
これが血のつながりというものだろうか。

彼女を初めて見た瞬間、あの時と同じだと思った。
「ずっと前からあなたのことを知っているよ」
そして、不思議なことだけど、彼女もまた私のことを
「娘のような気がする」と言う。
同い年なのに祖母だとか娘だとか、おかしな感覚だとは思うけど。
会うといつも、どちらからともなくハグをしてしまう私たち。
今日は待ち合わせしたレストランと、帰りの大阪駅で。

祖母は物静かで優しいけど、芯の強い人だったと聞く。
ひとことひとことを大切に、言葉を選んでゆっくり話し、
ゆったりとした物腰ながら凛とした彼女に、
まだ見ぬ祖母、そして永遠に会うことのない祖母の面影が重なる。

”癒し”という言葉は、あまり好きではないけど、
彼女といるととても癒される。
人に甘えることの苦手な私が、ついつい甘えたくなる。
心のどこかに、幼い時にかわいがってもらえなかったことが
引っかかっているのだろうか?

もしかしたら、祖母が私たちを引き合わせてくれたのかな。
初めて会った場所が、かつて私の先祖が暮らしていた
京都の姉小路だというのも、何かの因縁かもしれない。

などと、人のめぐりあわせの不思議を強く感じた今日。

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コメント

彼女にmayuさんのブログ紹介しておきました。彼女から感想のメールが届いたので、転送しておきますね。私たちのつながりはお江戸か、ドイツの過去生みたいだね~。

投稿: ダンドリーナ | 2006年2月20日 (月曜日) 15時00分

私としては、お江戸つながりが濃厚だと思ってるよ。
パンは好きだけど、ドイツにはあまり惹かれないんだなぁ。
どちらかというと、怖くて近づきたくないような、重たい感覚。
って・・こう思ってることが、すでに縁がある国なのかな。

投稿: mayu | 2006年2月20日 (月曜日) 15時06分

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